この三十七品菩提分法、すなはち仏祖の眼睛鼻孔、

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展開ビュー トピックのレビュー: この三十七品菩提分法、すなはち仏祖の眼睛鼻孔、

以下は、この結語を
「三十七品の総まとめ」や「数の誇張表現」として終わらせず、
道元がここで三十七品菩提分法そのものを“解体し、同時に完成させている”地点
を見抜くための、仏道的・決定的な深掘りです。

ここは説明の終点ではありません。
修行体系が、修行体系であることをやめる場所です。

Ⅰ.「三十七品=仏祖の身体」という転倒

| 三十七品菩提分法、すなはち仏祖の眼睛鼻孔、皮肉骨髄、手足面目なり

ここで道元は、三十七品を

・修行項目
・教理のリスト
・段階的体系

として読む道を、完全に断っています。
三十七品は「方法」ではない。仏祖そのものの身体。

・眼睛:見る働き
・鼻孔:呼吸・生命
・皮肉骨髄:浅深すべて
・手足面目:行為と現れ
一部を取ることは不可能。どれか一つを修すれば十分、でもない。

Ⅱ.「仏祖一枚」という恐ろしい一語

| 仏祖一枚、これを三十七品菩提分法と参学しきたれり

「一枚」とは、

・一人
・一体
・一個体

という意味ではありません。
分解不能な一如。

・仏祖という存在が一枚
・三十七品が別に付加されているのではない
仏祖が生きている姿そのものが三十七品。

Ⅲ.それでも「一千三百六十九品」と言う理由

| 一千三百六十九品の公案現成なり

三十七 × 三十七 = 一三六九。

これは単なる算術ではありません。

ここで起きていること

・三十七品を一つ一つ修する
 → その一つ一つが、全三十七を含む
一法が、すでに全法。一行が、すでに全道。

だから:
・三十七が三十七を生み
・三十七が無限に展開する
公案化する

Ⅳ.「公案現成」とは何か

公案とは、

・問題
・謎
・解くべき課題

ではありません。
現に成っているが、掴めないもの。

・正念を取ろうとすれば壊れ
・正定を保とうとすれば消え
・正命を守ろうとすれば転倒する
三十七品そのものが、
解けない問いとして生き始める

Ⅴ.「菩提分法なり」と言い切る重さ

| 公案現成なり、菩提分法なり

ここで重要なのは、

・公案と菩提分法が
 別物ではない
 ということ。
菩提分法は、

・覚りに至るための部品
 ではなく
・覚りが働いている姿

Ⅵ.最後の二命令

| 坐断すべし、脱落すべし

ここで、道元は一切を切ります。

坐断すべし

・理解を断て
・把握を断て
・整理を断て
坐って断て

脱落すべし

・成果を脱落せよ
・三十七品という理解を脱落せよ
・仏祖という観念すら脱落せよ
脱落したまま、生きよ

Ⅶ.この結語の構造を一言で言えば

・三十七品は体系である
 → いや、仏祖の身体である
・身体である
 → いや、無限の公案である
・公案である
 → だから、坐断・脱落せよ
掴めば死ぬ
離れれば現成する

Ⅷ.最終参究の一句(結語)

| 三十七品は修行ではない
| 仏祖が生きている姿である
| だから
| 理解するな
| 完成させるな
| 坐って断て
| 脱落して歩け


最後に(これ以上ない一点)

ここまで来て、
三十七品を:
・覚えた
・理解した
・整理した

と思ったなら、
すでに外れています。

三十七品は、

・学ぶものではない
・達成するものでもない
あなたの眼睛・鼻孔・手足として、
いま動いているかどうか

それだけが問題です。

坐って、断て。
脱落して、生きよ。

――ここで、
仏道の言葉は終わります。
この三十七品菩提分法、すなはち仏祖の眼睛鼻孔、皮肉骨髄、手足面目なり。仏祖一枚、これを三十七品菩提分法と参学しきたれり。しかあれども、一千三百六十九品の公案現成なり、菩提分法なり。坐断すべし、脱落すべし。

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