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傘松道詠
傘松道詠
都には紅葉しぬらんおく山は夕へも今朝もあられ降ふりけり(草庵雑詠)
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山深み峯にも尾にもこゑたてゝけふもくれぬと日くらしそなく(草庵雑詠)
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濁りなき 心の水に すむ月は 波もくたけて 光とそなる(坐禅)
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春風にほころひにけり桃の花枝葉にのこるうたかひもなし(霊雲見桃花)
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世中にまことの人やなかるらんかきりも見へぬ大空の色(尽十方界真実人体)
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おし鳥やかもめともまた見へわかぬ立る波間にうき沉むかな(即心即仏)
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四の馬三つの車にのらぬ人 實の道をいかてしらまし 「駟(よつ)の馬四つの車に乗らぬ人と眞(まこ)との道ちをいかてしらまし」
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此の経の心を知れば世の中のうりかふ声も法をとくかは
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波も引き風もつなかぬ捨小舟 月こそ夜半のさかい成けり
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冬草も見えぬ雪野の白さぎは、己が姿に身を隠しけり
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また見むと 思ひし時の 秋だにも 今宵の月に 寝られやはする
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水清くして地に徹し、魚(うお)行(おこな)いて魚に似たり。空広くして天に透り(とおり)、鳥飛んで鳥の如し
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春は華にいり、人ははるにあふ。月はつきをてらし、人はおのれにあふ。あるいは、人が火を見る
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見るままに また心なき 身にしあれば 見ると言うだけ 時の盗人(ぬすびと)
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水鳥のゆくもかへるも 跡たえて されとも道は わすれさりけり(応無所住而生其心)
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山の色 谷の響も 皆なから 我釈迦牟尼の 声と姿と(詠法華経)
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草の庵(いほ)に 立ても居ても 祈ること 我より先に人をわたさむ(草庵雑詠)
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