師、諾す。遂に周氏家の女に往いて托生す。因みに濁港の中に抛つ。神物護持して七日損せず。因みに收りて養へり。七歳に至るまで童兒たり、黄梅路上に四祖大医禅師に逢ふ。祖、師を見るに、是れ小兒なりと雖も、骨相奇秀、常の童に異なり。
祖見問して曰はく、汝何なる姓ぞ。
師答ふて曰く、姓は即ち有り、是れ常の姓にあらず。
祖曰、是れ何なる姓ぞ。
祖師答曰、是れ仏性。
祖曰、汝に仏性無し。
師答曰、仏性空なる故に、所以に無と言ふ。
祖、其の法器なるを識つて、侍者たらしめて、後に正法眼蔵を付す。黄梅東山に居して、大きに玄風を振ふ。
師、諾す。遂に周氏家の女に往いて托生す。因みに濁港の中に抛つ。神物護持して七日損せず。因みに收りて養へり。七歳に至るまで童兒たり、黄梅路上に四祖大医禅師に逢ふ。祖、師を見るに、是れ小兒なりと雖も、骨相奇秀、常の童に異なり。 祖見問し
■3.佛性:正法眼蔵 ■
★注目スレッド: 釈迦牟尼仏言、一切衆生 悉有仏性 如来常住 無有変易。(0) 一切諸仏 一切祖師の頂額眼睛なり。(0) 世尊の道ふ一切衆生 悉有仏性、その宗旨いかん。(0) 是什麼物恁麼来の道転法輪なり。(1) あるいは衆生といひ、有情といひ、群生といひ、群類といふ。(1) ――「仏性は“あるもの”ではなく、“成仏と同時に現れる働き”である」(0) 仏性は 何かが中にあることではなく、 “存在が存在として成立している仕方”そのもの(0) 佛性は有でも無でもない理由(0) 佛性は有と言えば、固定化する、無と言えば、否定対象になる👉 どちらも「対象化」だから誤り(0) 往往に古老先徳、あるいは西天に往還し、あるいは人天を化導する、漢唐より宋朝にいたるまで、稻麻竹葦のごとくなる、おほく風火の動著を仏性の知覚とおもへる、あはれむべし、学道転疎なるによりて、いまの失誤あり。いま仏道の晩学初心、しかあるべからず。(0) ある一類おもはく、仏性は草木の種子のごとし。法雨のうるひしきりにうるほすとき、芽茎生長し、枝葉花果もすことあり。果実さらに種子をはらめり。かくのごとく見解する、凡夫の情量なり。たとひかくのごとく見解すとも、種子および花果、ともに條條の赤心な(0) 仏言はく、仏性の義を知らんと欲はば、まさに時節の因縁を観ずべし。時節若し至れば、仏性現前す。 いま仏性義をしらんとおもはばといふは、ただ知のみにあらず、行ぜんとおもはば、証せんとおもはば、とかんとおもはばとも、わすれんとおもはばともいふ(0) 当観といふは、能観所観にかかはれず、正観邪観等に準ずべきにあらず、これ当観なり。当観なるがゆゑに不自観なり、不他観なり、時節因縁漸なり、超越因縁なり。仏性漸なり、脱体仏性なり。仏仏漸なり、性性漸なり。(0) 時節若至の道を、古今のやから往往におもはく、仏性の現前する時節の向後にあらんずるをまつなりとおもへり。かくのごとく修行しゆくところに、自然に仏性現前の時節にあふ。時節いたらざれば、参師問法するにも、弁道功夫するにも、現前せずといふ。恁麼見(0) 第十二祖馬鳴尊者、第十三祖のために仏性海をとくにいはく、 山河大地、皆依建立、三昧六通、由茲発現。 しかあれば、この山河大地、みな仏性海なり。皆依建立といふは、建立せる正当恁麼時、これ山河大地なり。すでに皆依建立といふ、しるべし、仏性(0)
★注目スレッド: 釈迦牟尼仏言、一切衆生 悉有仏性 如来常住 無有変易。(0) 一切諸仏 一切祖師の頂額眼睛なり。(0) 世尊の道ふ一切衆生 悉有仏性、その宗旨いかん。(0) 是什麼物恁麼来の道転法輪なり。(1) あるいは衆生といひ、有情といひ、群生といひ、群類といふ。(1) ――「仏性は“あるもの”ではなく、“成仏と同時に現れる働き”である」(0) 仏性は 何かが中にあることではなく、 “存在が存在として成立している仕方”そのもの(0) 佛性は有でも無でもない理由(0) 佛性は有と言えば、固定化する、無と言えば、否定対象になる👉 どちらも「対象化」だから誤り(0) 往往に古老先徳、あるいは西天に往還し、あるいは人天を化導する、漢唐より宋朝にいたるまで、稻麻竹葦のごとくなる、おほく風火の動著を仏性の知覚とおもへる、あはれむべし、学道転疎なるによりて、いまの失誤あり。いま仏道の晩学初心、しかあるべからず。(0) ある一類おもはく、仏性は草木の種子のごとし。法雨のうるひしきりにうるほすとき、芽茎生長し、枝葉花果もすことあり。果実さらに種子をはらめり。かくのごとく見解する、凡夫の情量なり。たとひかくのごとく見解すとも、種子および花果、ともに條條の赤心な(0) 仏言はく、仏性の義を知らんと欲はば、まさに時節の因縁を観ずべし。時節若し至れば、仏性現前す。 いま仏性義をしらんとおもはばといふは、ただ知のみにあらず、行ぜんとおもはば、証せんとおもはば、とかんとおもはばとも、わすれんとおもはばともいふ(0) 当観といふは、能観所観にかかはれず、正観邪観等に準ずべきにあらず、これ当観なり。当観なるがゆゑに不自観なり、不他観なり、時節因縁漸なり、超越因縁なり。仏性漸なり、脱体仏性なり。仏仏漸なり、性性漸なり。(0) 時節若至の道を、古今のやから往往におもはく、仏性の現前する時節の向後にあらんずるをまつなりとおもへり。かくのごとく修行しゆくところに、自然に仏性現前の時節にあふ。時節いたらざれば、参師問法するにも、弁道功夫するにも、現前せずといふ。恁麼見(0) 第十二祖馬鳴尊者、第十三祖のために仏性海をとくにいはく、 山河大地、皆依建立、三昧六通、由茲発現。 しかあれば、この山河大地、みな仏性海なり。皆依建立といふは、建立せる正当恁麼時、これ山河大地なり。すでに皆依建立といふ、しるべし、仏性(0)
師、諾す。遂に周氏家の女に往いて托生す。因みに濁港の中に抛つ。神物護持して七日損せず。因みに收りて養へり。七歳に至るまで童兒たり、黄梅路上に四祖大医禅師に逢ふ。祖、師を見るに、是れ小兒なりと雖も、骨相奇秀、常の童に異なり。
祖見問して曰はく、汝何なる姓ぞ。
師答ふて曰く、姓は即ち有り、是れ常の姓にあらず。
祖曰、是れ何なる姓ぞ。
祖師答曰、是れ仏性。
祖曰、汝に仏性無し。
師答曰、仏性空なる故に、所以に無と言ふ。
祖、其の法器なるを識つて、侍者たらしめて、後に正法眼蔵を付す。黄梅東山に居して、大きに玄風を振ふ。
祖見問して曰はく、汝何なる姓ぞ。
師答ふて曰く、姓は即ち有り、是れ常の姓にあらず。
祖曰、是れ何なる姓ぞ。
祖師答曰、是れ仏性。
祖曰、汝に仏性無し。
師答曰、仏性空なる故に、所以に無と言ふ。
祖、其の法器なるを識つて、侍者たらしめて、後に正法眼蔵を付す。黄梅東山に居して、大きに玄風を振ふ。