第4巻「身心学道」と 第74巻「王索仙陀婆」

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正法眼蔵 の
第4巻「身心学道」と 第74巻「王索仙陀婆」は、どちらも修行を論じますが、
対象としている“修行の次元”が厳密に異なります。

結論を先に言うと

・身心学道=修行主体の成立(学道の基礎構造)
・王索仙陀婆=修行が成熟した後の応答智慧(禅的機用)

つまり

身心学道 → 修行の存在論
王索仙陀婆 → 修行の機用論

です。

① テーマの本質差

| 巻     | 主題      | 哲学領域 |
|------ | -------・| ----- |
| 身心学道  | 身心による学道 | 修行存在論 |
| 王索仙陀婆 | 禅の応答    | 機用論   |

② 身心学道の中心

この巻の核心

| 仏道を学するに、心をもて学し、身をもて学する

つまり

仏道は身体と心の修行

です。

重要概念

・心学道
・身学道
・発菩提心
・真実人体

道元はここで

修行主体そのもの

を説明しています。

③ 身心学道の哲学

道元は

| 山河大地日月星辰これ心なり

と言う。

これは

世界=心

という意味ではなく

心が世界として現れる

という意味です。


つまり

修行主体は宇宙と分離していない

④ 身学道の特徴

身学道とは

| 赤肉団の学道

つまり

身体による修行


ここで重要なのは

修行は

思想ではない

という点。

⑤ 身心学道の目的

この巻の目的は

修行主体の確立

です。


つまり

人が

仏道に入るとき

・身体
・心

両方で

学道する。

⑥ 王索仙陀婆の中心

一方

王索仙陀婆



仙陀婆

・塩
・水
・器
・馬

という

多義語

を通して

禅の智慧を示す。


つまり

ここで問題なのは

応答

です。

⑦ 王索仙陀婆の哲学

王が

「仙陀婆を持て」

と言う。

賢い臣は

状況に応じて

出す。


これは

即応の智慧


つまり

修行が成熟した段階

の話。

⑧ 仏道の段階構造

道元思想を段階で整理すると

```text
① 身心学道

② 摩訶般若波羅蜜

③ 王索仙陀婆
```


| 段階   | 内容   |
| ---- | -----|
| 身心学道 | 修行主体 |
| 般若   | 智慧   |
| 仙陀婆  | 応答   |

⑨ 主体の扱い
身心学道

主体が

修行する

王索仙陀婆

主体は

状況と一体


つまり

| 巻     | 主体   |
| ------| ---- |
| 身心学道  | 修行主体 |
| 王索仙陀婆 | 応答主体 |

⑩ 最も厳密な差

哲学的に言うと

| 巻     | 概念     |
| ----- | --------|
| 身心学道  | 修行の成立条件 |
| 王索仙陀婆 | 修行の機能   |


つまり

```text
身心学道
= 学道の基礎

王索仙陀婆
= 学道の働き
```

最終整理

| 巻     | 仏道の段階 |
| ----- | ----- |
| 身心学道  | 学道の開始 |
| 王索仙陀婆 | 学道の自在 |


つまり

身心学道

→ 修行する人が生まれる

王索仙陀婆

→ 修行が自在に働く

禅的に言うと

もし

まだ

身心学道

の段階なら

王が

「仙陀婆を持て」

と言われたとき


考える。


しかし

王索仙陀婆の段階なら


すでに持っている。


もし希望があれば
さらに深い説明もできます:
・正法眼蔵 修行体系(最重要10巻)
・道元思想 核心構造(空・身心・機用)
・身心学道の最難解部分

正法眼蔵は体系で読むと理解が一気に深くなります。
第4巻「身心学道」と 第74巻「王索仙陀婆」

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